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最強の二人

私がおもしろいと感じた映画は最強の二人です。

 

内容は、大金を持っているけれど首から下がマヒしているイタリア人の男性が新しい自分の世話係を募集して多くの介護経験者などが面接に来る中で1人だけスラム街出身者の無職の黒人男性が失業保険をもらうために面接に来ますが、そのやる気も興味も示さない態度が気に入られ採用されます。

 

最初は介護の経験もない黒人男性がうまくできずにいますが、彼はたとえお金持ちの富豪であっても雇い主に媚びたり特別扱いしたりすることなく接していくことで雇い主の富豪が徐々に彼に心を開き今までは体験できなかった恋愛や冒険を経験していく話です。最後は警察に捕まった弟の面倒を見るために介護の仕事を辞める黒人男性ですが、数年後映画のモデルになった雇い主と黒人男性の暮らしの様子が流れて終わります。

何よりも面白いのが、介護をする黒人男性が話す言葉や、周囲の人との関わり合いの中で見える面白いやりとりやユーモアです。さらに話の展開がとてもテンポ良く進むので最後のシーンでは時間がこれほど経っていたのかと思うほど心地よさともっと二人の生活を見てみたいという気持ちになります。

実際には色々と考えさせられる話ですが、この黒人男性の決して恵まれてはいない環境にいながら明るく誰にでも公平にユーモアあふれた接し方で生きている姿が映画全体を暗くすることなく快活なものにしています。

黒人やスラム街と聞くと誰でも敬遠したくなるような境遇で、実際に自分が雇い主であれば安心しては雇えないような気持になりがちだが、この話からは人種やその人の境遇ではなく1人の人間として周囲の人間と接することで、本当の信頼関係が生まれそれらが予想を超える奇跡を生むこともあるということを感じました。

裕福な暮らしをする人がいる一方で貧しい暮らしをする人も描かれていますし、確かにお金がある人たちは不自由なく暮らすことはできるけれど心に様々な問題を抱え決して豊かな生活を送っているとは限らない人間模様からたくさんのことを考えさせられます。

1つの国の実話から現代の世界にある様々な格差や、そこから生まれる不幸な出来事について想いを馳せ解決の糸口のヒントをぼんやりと考えることができる映画でした。

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