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劇場版 銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ

この作品はアニメ「銀魂」の完結編として作成されたものです。原作者である空知英秋氏の完全書き下ろしであるため、テレビ放送シリーズを含めて本当に最後の「銀魂」のエピソードとなります。
ストーリーは、時間泥棒と称する謎の生命体(実はロボット)によって未来へ時空移動させられた主人の坂田銀時が、ウイルスにより荒廃してしまった街で失踪中の自分自身とウイルスが蔓延した謎に迫る、という内容です。ストーリー上、銀時は未来では死亡していることになっていたのですが、話が進行にするにつれて、ウイルスが蔓延した事件に関わってしまい、それが理由で失踪してしまった、という展開になっています。
ストーリーの概要だけでは、何となく暗い雰囲気の印象になってしまいますが、テレビ放送シリーズの雰囲気を踏襲し、笑いと爽快感、そして感動があります。テレビ放送シリーズを見ていない方にもストーリー展開は解釈できると思いますが、やはり完結編らしく主要キャラたちのつながりをテーマにしているので、テレビ放送シリーズを見ていないと、感動は薄くなってしまうでしょう。
主要キャラたちのつながりをテーマしているという点がこの映画の見所であり、”未来へ時空移動”という言葉を上述していますが、主人公が未来へタイムワープしている時点でタイムパラドックスが発生する可能性が生まれるため、必然的に主要キャラたちの「出会い」が無くなってしまう可能性が生じてしまうのです。
また、もう一つの見所は坂田銀時以外の主要キャラの未来の姿です。坂田銀時の下、万時屋(よろずや)の従業員だった新八と神楽は、少年/少女から大人の男性/女性へ成長し、体格や容姿が変わっている点に驚かされます。更に剣術・体術も格段に成長し、たくましくなっています。ある意味では、立派に成長した二人の姿に喜びさえ感じます。
新八と神楽以外の主要キャラもそれぞれ立場(職業)が環境が変わっていて、このあたりはさすがの空知節で「なんでこうなるの~」というような変容ぶりで笑わせてくれます。特にエリザベスという見た目がオバケのQ太郎のキャラが、顔以外が完全に人間型に変わっている点は大爆笑でした。
「銀魂」は世界観からして荒唐無稽で吹っ飛んだものですが、人間にとって強い意志と行動力が大事なこと、また綺麗ごとも大事だが、ありのままを大事にすることの必要さも教えてくれます。

銀魂 Blu-ray Box シーズン其ノ壱【完全生産限定版】

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