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リトルブッダ

『リトルブッダ』はベルナルド・ベルトル監督による英仏合作映画です。
シアトルで普通の生活を送る9歳の少年、ジェシーのもとにチベットより高僧ラマ・ノルブが訪れるところから映画が始まります。ノルブは9年前に亡くなった高僧の生まれ変わりを探して、シアトルまでやってきたのです。
最初ジェシーの母親はノルブに理解を示すのですが、父親は仏教に理解を示さずノルブに心を開きません。しかし、ジェシーの父親の友人が事業に失敗し自殺したというニュースを聞いて父親は心変わりします。ノルブの誘いに応じてジェシーをチベットに連れて行く決意を固めたのです。
ノルブはジェシーに絵本を渡していました。それは仏教の開祖、ブッダに関するもので、ジェシーが絵本を読み進めるに従ってブッダについての物語も進められます。
古代インドのとある王国の王子として不自由のない生活を送っていたブッダが、人の死や病をしり、人々を救うために城から旅立つことから始まる物語です。ブッダは修行を始めますが、途中で荒行の無益さを知り、悪魔からの誘惑を断ち、最終的に悟りを開きブッダと呼ばれるようになります。ブッダは若かりし頃のキアヌ・リーブスが演じていて、彼の若い肉体を見ることが出来ます。
さて、チベットにたどり着いたジェシーは、同じく高僧の生まれ変わりの候補とされた現地の子供達と交流を深めながら、チベット密教の教えや儀式を受けていきます。
そして生まれ変わりの認定を受けた直後、ラマ・ノルブが死去します。ジェシーに対して「次はあなたが私を見つけてください」という言葉を残して。
映画は、ノルブの遺灰をシアトルの海に撒くシーンで終わりを迎えます。
映画は欧米人に向けて、ブッダや仏教のあり方をわかりやすく説明しているところもあり、ブッダと仏教についての見識を深めることが出来ると共に、チベット密教の考え方、輪廻転生がどのようなものか、そしてそれがどうやって維持されているのかについて知ることも出来ます。
映画で描かれているチベットの叙情的な風景と坂本龍一による感傷的な音楽は、ヒーリング効果を含んでいて、映画を見終わった時には、何かしらの救いを得た気持ちになりました。

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