映画レビューブログ

おすすめ映画のレビューブログです

メイジーの瞳

この映画は両親の離婚問題に振り回される幼い少女の話です。
絵画にまつわる仕事をする父親は離婚後ベビーシッターの女性と再婚し、ロック歌手の母親はバーテンダーの青年と再婚します。
どちらも娘メイジーの親権を得るために必死になるのですが、その結果メイジーにとって寂しい思いをさせてしまうことに気づきません。
10日ごとに父と母の家を行き来する中で、メイジーはまたしても大人たちに振り回されてしまいます。
そんなメイジーに手を差し伸べ救ったのは両親の再婚相手達でした。

初めはよくある離婚問題と親子の関係をメインにしたストーリーだと思ったのですが、視点が娘メイジーによるものなのでとても新鮮に鑑賞することができました。
何よりも血のつながりがすべてではないことと、それでも親というものの絶対的な存在感を感じることが出来ました。

また、映画の中でメイジーが着ている衣装がどれもキュートで、それだけでも楽しく見ることが出来ます。
そしてそれを際立たせるためなのか、バーテンダーのリンカーンはずっと同じ衣装だったのも面白かったです。

特に強く感じたのは両親の不仲に関して娘メイジーは泣くでもなく、暴れるでもなくただじっとその様子を見ているシーンの切なさです。
子供ながら何かがおかしくなっているのは感じるもののどうにも出来ない心境がとても伝わってきました。
大人が言い争い、お互いの足を引っ張ろうとしている中で、メイジーだけが落ち着いて、誰よりも大人びて見えました。

一方、バーテンダーのリンカーンといる楽しい時間ではメイジーはとてもキラキラしていて年相応の天真爛漫さがありました。
リンカーンに纏わりついてはなれなかったり、仕事に行かなくては行けなくなったリンカーンにわがままを言ったりとても子供らしさが目立ちます。
両親といるときのわざとらしく、どこか寂しい笑顔ではなく心からの大きな笑顔がとてもかわいかったです。

この映画を通して感じたことは子供を子供らしく過ごさせてあげるのは親の仕事なんだなと思いました。
親が頼りなかったり、問題を抱えていると子供はどうしても上手に甘えることが出来ません。
子供が子供らしくいるために大人がしっかりと子供を見守り手を差し伸べていかなくてはいけないと思いました。

メイジーの瞳 [Blu-ray]

メイジーの瞳 [Blu-ray]