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テッド

『テッド』は、セス・マクファーレン監督・脚本・製作による2012年公開のアメリカ映画です。『テッド』とは、映画の真の主人公とも言える話すぬいぐるみのテディベアの名前です。
物語は主人公ジョンの子供時代から始まります。雷に怯えるナイーヴなジョンが神様にお祈りすると、テディベアのテッドに命が宿り、彼は話をできるようになるのです。そうして二人は無二の親友になります。
それから月日がたち、ジョンはレンタカー屋で働く35歳の平凡な男になっています。かつて話をするぬいぐるみとして取りはやされたテッドも世間に受容されると共に忘れ去られています。ジョンには広告代理店に勤める美しい恋人ローリーがいるのです。そしてジョンはローリーとの結婚を意識するのですが、その二人にとってテッドの存在が問題になってきます。幼い頃からジョンとともに育ったテッドには、ジョンと共通の趣味と笑いのツボがあるのですが、それがローリーには理解できないのです。
そうしてジョンは、テッドとローリーいずれかの選択を迫られるようになるのです。
『テッド』の物語はこのように展開するのですが、この映画最大の魅力はなんと言っても生きるぬいぐるみであるテッドの容姿と話し方にあります。
英語版ではテッドの声は監督であるマクファーレンが勤めているのですが、そのスピード感溢れる話し方がとても魅力的で、テッドに対する親しみを増すのに貢献します。また、テッドの品のない言動は、常に笑いを誘います。可愛らしいテディベアなのに、煙草を吹かし、酒を飲み、麻薬にまで手を出しているのですから。
またジョンとテッドにとってのヒーロー、映画『フラッシュゴードン』の主役サム・J・ジョーンズが本人役で登場する場面など、あまりにもばかばかしいシーンの連続で、声を出して笑える場面が続きます。
このように『テッド』は下ネタのオンパレードとも言えるコメディー映画なのですが、終盤での物語は一気にシリアスなものに変ります。そして見るものに、仄かな感動を与えて物語は終わり方を迎えます。
『テッド』はコメディー映画でありながら、ヒューマンドラマとしての側面もあって、見応えのある映画になっています。

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